---

　鑿で彫刻したプレートを作成してみます。簡単な鑿目跡のパターンを作成し、プレートに適用します。このチュートリアルは、Time2Photoshopの Metal Textured Button with Chiseled Text 中の画像からヒントを得て作成したものです。

目次のページに戻る

	完成画像。
Step1-3　木目で塗り潰し。	Step 1 　背景の塗りつぶし。 1/　新しい画像を作成します。 ファイル＞新しい画像 サイズ＝640×400 背景＝白 2/　中央に角丸矩形の選択領域を作成します。 矩形選択ツールのプロパティで： 角を丸める＝25 3/　背景レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。 レイヤー名＝Bord 背景＝透明 4/　Bordレイヤー選択状態で、選択範囲を木目のパターンで塗りつぶします。 使用するパターン＝Wood#2(50×50)
Step2-1　Inner Bevel適用後。	Step 2 　プレートを立体化。 1/　Bordレイヤーを立体化します。選択範囲は維持したまま、Inner Bevel を実行します。 Script-Fu＞Layer Effect＞Bevel and Emboss 設定： Style＝Inner Bevel 深さ＝3 サイズ＝3 NOTE: Layer Effectスクリプトの導入はこちらからダウンロード。ダウンロードしたスクリプトを、gimpのscriptsフォルダにコピーします。GIMPを再起動し、Script-fuメニューの下に、Layer Effectsがあれば成功です。
Step3-5　内部デザイン領域の作成。	Step 3 　内部デザイン領域の作成。 1/　選択範囲を縮小します。 選択＞選択範囲を縮小 縮小量＝15 2/　Bordレイヤーを複製し、レイヤータブの最上層に移動させます。 Bordレイヤーを右クリック＞レイヤーを複製 レイヤー名＝Inner 3/　選択範囲を反転させます。 4/　Innerレイヤー選択状態で、[Del]キーを押して選択範囲を削除します。 5/　InnerレイヤーにPillow Embossを適用します。 設定： Style＝Pillow Emboss 深さ＝3 サイズ＝3
Step4-1　鑿跡のパターン（200%表示の画像）。 Step4-4　作成したパターンで内部塗りつぶし。	Step 4 　鑿跡のパターンを作成し、内部デザイン範囲を塗りつぶす。 1/　別のプロジェクトで左図のようなパターンを作成しGIMPのPatternフォルダに保存します。ここではパターンの作成方法は省略します。パターンやブラシに関するチュートリアルのコーナーを参照してください。 作例では、30×30で作成しています。 2/　元のプロジェクトに戻り、選択範囲を縮小します。 選択＞選択範囲を縮小 縮小量＝2 3/　新規レイヤーをレイヤータブの最上層に作成します。 レイヤー名＝Chisel 背景＝透明 4/　Chiselレイヤー選択状態で、内部を作成したパターンで塗りつぶします。 パターンダイアログで、作成したパターンを選択し、イメージウィンドウ中にドラッグ&ドロップします。
Step5-2　鑿跡に変換。	Step 5 　パターンを鑿跡に変換。 1/　選択範囲を解除した後、Innerレイヤー選択状態で、バンプマップを適用します。 フィルタ＞マップ＞バンプマップ 設定は任意です。作例では以下。 バンプマップ＝Chisel マップの種類＝線形 暗くならないように補正する＝チェック 方向＝154.57 持ち上げ＝33.17 深度＝34 水位＝147 飽和度＝67 2/　Chiselレイヤーを非表示にします。
Step6-3　完成画像（実画像）。	Step 6 　テキストの入力。 1/　任意のテキストを入力します。 作例で使用したフォントは、KaiserzeitGotisch です。 2/　テキストレイヤーから選択範囲を作成します。 テキストレイヤーを右クリック＞不透明部分を選択範囲に 3/　テキストレイヤーにドロップシャドーを適用します。 フィルタ＞照明と投影＞ドロップシャドー 設定： オフセットX、Y＝2 ぼかし半径＝8 以上で完成です。